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歴史雑感

「世界史をもう一度」の管理人big5が、歴史に関連する日々の雑感を書いています。

真田丸 第37回「信之」

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真田丸 第37回「信之」

やや期待はずれ(個人的には)だった、第2次上田合戦が終わり、家康の勝利が確定した後の、真田の処分を決めた第37回でした。

1.諦めきれない昌幸

徳川勝利確定の後も、戦いをやめようとしない昌幸。50代半ばの再挑戦は、関ヶ原の戦いが1日で決着がついたために、自分は優勢だったのに敗者となるという、納得いかない理由で幕を閉じました。それでも諦めきれない昌幸は、一兵卒に混じって付近の徳川軍を相手に小競り合いを繰り返しました。
昌幸の気持ちを表現してはいましたが、大将が兵卒に混じって敵陣に切り込む、という演出は微妙な感じがします。役者の見せ場を作るとか、いろいろな理由があるのでしょうけど。。
あと、今回も徳川の陣幕斬って突入してましたね。「奇襲」を表現したかったのかと思います。

2.信幸改名
家康から、昌幸・信繁助命する代わりに、改名を迫られた信幸。「幸」の字から「之」に変えることで
「俺の意地だ。」
と、家臣に示しました。父との繋がりを否定されるかのような家康の仕打ちに、上手く返したんじゃないかな、と思います。
このあたりの演出は、作者の好みによるところが大きいと思います。ただ、もし私が信幸だったら
「改名するだけで済んだ、ラッキー!」
と思ったでしょうね。考えてみると、関ヶ原の戦いの戦後処理は、主要人物だけみてみると、以下のようになっています。

石田三成ー処刑
小西行長ー処刑(本作では出番なし)
安国寺恵瓊ー処刑(本作では出番なし)
宇喜多秀家ー逃亡後、引き渡された後八丈島に流罪
毛利輝元ー大幅減封
上杉景勝ー大幅減封

昌幸の場合、家康を裏切る形で西軍に与したうえに、毛利や上杉のような大大名ではないので、処刑される可能性はかなり高かったと思います。それが、改易(といっても信幸が継承)・九度山に流罪で済んだのは、真田には優しめの処分だったと思います。

3.次回で昌幸死去?

予告では、次回で昌幸も死去するようですね。昌幸の死は1612年なので、歳月が一気に12年流れることになります。
真田丸もいよいよ後半戦ですね。

<今後の気になるポイント>
1.薫の出自詐称はいつまで続くのか?本人からはとても言い出せない状況。
2.きりさんはいつ信繁の側室になるのか?九度山にもやはりついてくるので、次回かその次あたり?
3.有馬温泉で湯治をしていた出浦さん、いつの間にか昌幸と一緒に上田に帰っていたんですね。私が予想していた「第二次上田合戦時に復帰」はハズレでした。今後の出番はあるのかな?
4.思い込みの激しい信繁の正室・はる。彼女の特徴が、どのように物語に関与してくるのかが楽しみ♪
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