今回の主題は秀吉最後のイベント「醍醐の花見」でした。前回を見たときに、今回あたりで秀吉はお亡くなりになると予想していたのですが、肝心のイベントを忘れてしまいましたね^^;
話の筋としては、自分の死期を悟った秀吉が、上杉景勝に頭を下げて徳川家康の牽制を頼んだり
(この時の、直江兼続の表情が良かったですね。「ああ、また主君は引き受けてしまう」という気持ちを感じ取りました。)
三成や片桐に「形見分け」ということで褒美をあげたりと
(この時、またしても片桐は目の前で三成が自分の3倍以上の褒美をもらう、という3枚目の役)
「秀頼をお願いします」
と、独裁者の悲しい最期が演出されていました。信繁の存在は、秀吉からはほとんど忘れられているようです。ただ、出会いのシーンを再び描いたのは良かったと思います。脚本家が作った、主役へのサービス、といったところでしょうか。
もう一つ、注目したのは醍醐の花見のセットです。考えてみると、春夏秋冬すべてを1年間で表現する大河ドラマは、季節の演出にもけっこうな手間と費用をかけているんですね。
醍醐の花見のシーンは、おそらく実際の屋外ではなくセットで撮影されたと思いますが、あの美しい桜はどうやって用意したんでしょうか?
その疑問は、真田丸ホームページで紹介されていました。
詳しくはコチラ
http://www.nhk.or.jp/sanadamaru/special/subject/subject35.html
映画にしろテレビドラマにしろ、映像作品って細かいところまで見ると、本当に凝っているんだな、と実感しました。私は、話の筋や役者の演技に注目してしまいがちなので、背景やセットなど、そういったところにも注目していきたいなと思いました。
<今後の気になるポイント>
1.薫の出自詐称はいつまで続くのか?本人からはとても言い出せない状況。
2.きりさんはいつ信繁の側室になるのか?今のところは、正室も迎えたばかりでそんな気配まったくなし。きりさんの位置づけも、キリシタンになりたいと言い出したりと、今後、話にどう関与させていくのか?
次回も楽しみです!