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歴史雑感

「世界史をもう一度」の管理人big5が、歴史に関連する日々の雑感を書いています。

真田丸 第27&28回 「不信」「受難」

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真田丸 第27&28回 「不信」「受難」

だんだんと秀次の悲劇が迫ってきた第27回でした。

今回のテーマは、現代ビジネス的にいうと

「ミスコミュニケーションが生んだ悲劇」

といったところですね。劇中でも、信繁は秀吉と秀次の両者に「腹を割ってお話しした方が」と薦めていますが、それがなかなか難しいんですよね。特に、一方(秀吉)は独裁者で、もう一方(秀次)は微妙な立ち位置の後継者ですから、特に秀次側からはなかなかできないのではないか、と思います。

ちなみに、「真田丸」では有名な「殺生関白(※)」説は影も形も出てこないんですね。個人的には、殺生関白説は創作だろうと思いますので、その方がいいと思います。

秀次は摂政関白ではありませんでしたが
「心の弱い人間」(秀吉劇中セリフ)
「自分がどう思うかよりも、他人にどう思われているかが気になる人」(秀次長女劇中セリフ)
というように、かなり怖い存在の独裁者・秀吉に発言を悪い方に悪い方に捉え、自ら破滅を招いてしまった、ということなんですね。



※ 殺生関白
「太閤記」などでよく出てくる、残忍でよく人を殺す関白秀次のこと。秀吉が秀次を始末した理由の一つは、関白秀次にあまりに残忍で横暴な行動が目立ったため、秀吉は秀次を不適格者と認定し、粛清するに至った、というわりと昔からある説。
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