「世界史をもう一度」の管理人big5が、歴史に関連する日々の雑感を書いています。
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歴史事件としては第一次朝鮮出兵「文禄の役」ですが、話の主体は「やつしくらべ(仮装大会)」でした。
「やつしくらべ」の実施自体は事実ですが、昌幸と秀吉が同じ演目でかぶってしまうところなどは、三谷氏の完全オリジナル脚本でしたね。でも、だからこそ見ていて面白い内容でした。
これに似たような話って、現代の会社でも似たようなことが起こっていると思うんですよ。
1.権力者(社長など)が、宴会をしようと言い出す。(誰も断れない)
2.さらに、隠し芸大会をしようと言い出す。(誰も止められない)
3.そして、自分までもが芸を披露する(絶対に賞賛しなければならない)
4.挙句の果てに、隠し芸の順位発表を行い、自分が優勝する。(ほとんど自画自賛)
最初の発案自体は、決して悪いものではない、と思います。沈んだ空気を払しょくするために、何かイベントを行うというのは、基本的な対策といえるでしょう。でも、それが部下たちにかえって負担になってしまう理由は
1.権力者が絶対的な力を持っているので、Noと言えない。
2.権力者自身も楽しもうと思っている。→だから自分も芸をする
3.それを気遣った部下が、芸の上手下手にかかわらず優勝させる→部下たちはしらける
というところでしょうか。