真田家、家名存続のために、一族を二分する決断を下した第35回。ヤフーニュースで、感動して泣いた人多数というような記事を読んでいたので、けっこう期待して見たのですが、正直なところ、あまり感動しませんでした。
それよりも印象に残ったのは、信幸・信繁兄弟の成長ぶりでしたね。武田が滅び、どうするか迷っていた序盤から18年が経過し、30代半ばになった兄弟は、最早父の決定に従うだけの少年ではありませんでした。
今回は、家名存続のために一族を二分する、ということについて考えてみました。劇中で信幸が言っていたように、一族を二分すれば、どちらが勝っても片方は残る、と考えられます。しかし、この方法はどちらもそれぞれの陣営で苦しい立場に立つことになります。味方から、スパイとして送り込まれたのではないか、とか、戦が始まったら寝返るのではないか、とか、いろいろ疑われるはずです。
信用してもらうためには、敵についた一族の首を取ってこい、と言われても不思議ではない時代です。家名存続のためとはいえ、自分の手で身内を手にかけなければならない、というのはあまりに辛いことです。
これから第二次上田合戦になりますが、この時信幸はどうしていたのか、気になるところです。
<今後の気になるポイント>
1.薫の出自詐称はいつまで続くのか?本人からはとても言い出せない状況。
2.きりさんはいつ信繁の側室になるのか?今のところは、正室も迎えたばかりでそんな気配まったくなし。きりさんの位置づけも、キリシタンになりたいと言い出したりと、今後、話にどう関与させていくのか?
3.出浦さんは、有馬温泉で湯治中ということでした。第二次上田合戦の時には復帰かな?
4.思い込みの激しい信繁の正室・はる。彼女の特徴が、どのように物語に関与してくるのかが楽しみ♪