昨日、録画していた真田丸第10回「妙手」を見ました。
北条から徳川に味方する見返りとして、真田領の安堵+諏訪などの領土追加を約束した家康でしたが、徳川と北条が和睦したことにより、両大名の勝手な取り決めで、その約束は反故にされてしまったのが前回までの内容でした。
通常であれば、力の弱い大名は反故にされてもそれを認めざるを得ず、むしろ北条からも徳川からも狙われる、という展開になりそうな気がします。
しかし、真田昌幸はやはり知恵者。
徳川から見捨てられた沼田城の見返りとして、上田城築城を徳川の負担で行わせ、それを利用して窮地に立っている上杉を利用して、北条の軍を退去させるという、周囲の勢力の力関係と状況を再び利用して、見事に領土を維持することに成功しました。さらに、徳川負担で上田城を手に入れるとは、まったく見事な切り返しだと思います。
後に、この上田城が徳川を苦しめる重要拠点になるわけですから、なんとも徳川にとっては皮肉な話です。
今回は、徳川に交渉に出向いた信幸がかっこよかったですね。家康+ずらりと並ぶ家臣団を前にして、とぼける家康に対し
「じゃが、ではござらん!!」
と一喝した姿。カッコイイですね。しびれますね。
大国におびえる小国とは少しも感じさせない、意思の強さを感じました。
次回も楽しみです